高校までとは異なり、大学では専門的な知識を学びます。
基本的に大学一年時では、基礎○○学として高校で学んだ内容をより深く学び、二年時以降から専門的な内容を勉強します。
どんなに難しい内容でも試験で正解率 6 割を超えなければ、単位不可となってしまいます。
単位を落として、翌年も受講する学生さんは少なくありません。
進級に直結する必修科目の中に苦手科目があると、相当苦労するのではないかと思います。
私自身も苦手科目はありましたが、なんとか 1 つの単位も落とさずに無事に卒業出来ました。
ここでは、単位を落とさないために日頃から意識して欲しい点について紹介します。
目次
専門書も併せて利用する
大学では基本的に週 1 かつ計 15 回の講義で授業期間が終了するので、かなりハイペースで進行します。
専門的な内容でも一つ一つ丁寧に扱うわけではないので、少しでも分からない箇所があると、あっという間についていけなくなる可能性があります。
そのため、指定のテキストだけでなく専門書も併せて利用し、分からない箇所はすぐに解決させましょう。
大学の図書館は専門書で溢れているので、わざわざ高いお金を出して購入する必要はありません。
さらに担当教員によって講義の質は全然違うため、「この教員、分かりにくいなぁ」と感じたら、講義中でも専門書を参考に自分で勉強することをお勧めします。
とにかく演習問題を解きまくる
前述のように週 1 しかないですし、次から次へと新たに覚えることが増えるので、一度学んだ内容はなるべく忘れないのが望ましいですね。
そこで、ノートを丁寧に取るよりも多くの問題を解くことで理解を定着させましょう。
テスト前にそれを見返すだけでも十分な勉強になります。
自宅学習をしろという意味ではなく、暇な時間を有効的に使うことで、テスト前の徹夜を避けられます。
- 時間割の空き時間 (3 限だけ無い)
- 配布資料/テキストを読むだけの講義
大学でのことは大学で終わらせて、自宅では好きなようにしましょう。
私自身も眠くなるほど暇な講義の時間を利用して勉強していましたし、実験レポートもこの時間で片付けていました。笑
論述対策に重点を置く
私が学生だった頃に、テストで論述問題が多い科目は多くの学生さんが単位を落としていました。
用語暗記、計算問題、反応式や反応機構といったものテスト範囲が決まっているので、勉強しているうちにパターンに慣れてきます。
そのため、前日の一夜漬けでも何とか対処出来てしまいます。
しかし、論述問題はちゃんと理解していないと解けませんし、頭を使うので結構時間が掛かります。
- 問題文の要求を把握する
- 文章の中身/構成を考える
- 解答欄に記述する
ただ思い付いたことを書いていると、まとまりのない文章になってしまうため、部分点もあまり期待できません。
ただ、私自身がそうですが、時間制限があると焦ってしまう方もいると思います。
そのため、普段から論述を意識した勉強をお勧めします。
“何故そうだと考えられるのか” を日頃から意識して、勉強すれば、論述問題もそんなに難しくありません。
板書より話す内容に集中する
講義の進め方は担当教員によって様々ですが、スライドや板書よりも口頭説明は圧倒的に情報量が多いです。
スライドや板書は基本的な内容であり、テキストにも大体記載されています。
テキストにも記載されている内容をノートに丁寧に書く必要は無く、教員の話に集中し、要点や重要な点をノートに書きましょう。
安易にサボらない
大学によって多少違いはありますが、講義の三分の二以上に出席し、テストやレポート課題で合格点を超えれば単位を取得できます。
つまり、5 回までなら欠席しても大丈夫という認識になります。
しかし、教員側も出席させるため/不正を防ぐために何らかの対策を取ります。
- 授業中に出席を確認する
- 演習問題を解かして、終了時に回収する
- 理解度チェックも併せて、毎回小テストを行う
教員によっては、出席率や小テストの結果を平常点としてテストの点数に加算します。
一度欠席しただけで付いていけなくなる可能性もあり得ますし、大学生にもなって出席率が点数になるのもどうかと思いますが、難しい講義ほど安易にサボらないようにしましょう。
最後に
理系は留年に直結する必修科目やテスト一発勝負の科目が多いので、テストのプレッシャーは凄まじいです。
普段からテストを意識して講義を受けることをお勧めします。
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