大学内にはいつも単独で行動している、通称 “ぼっち” と呼ばれる学生さんがいます。
- 1 人で講義で出席
- 1 人で昼食(ぼっち飯)
- サークル、部活に無所属
たまに話すくらいの人はいましたが、研究室に所属するまで友達と呼べる人はいませんでした。
元々一人でいるのは好きなので、苦痛ではありませんでしたが、少人数制クラスの授業では居心地の悪さを感じていました。笑
ぼっちだと大学生活において不利だと思われがちですが、決してそんなことはありません。
ここでは、ぼっち大学生が問題無く学生生活を過ごすために意識すべき点を紹介します。
目次
とりあえず履修して、合わなければ履修中止
大学の授業では必修科目以外 (準必修、選択) を自分で選ぶシステムです。
講義の進め方、評価基準 (プレゼン、筆記、レポート) はシラバスに記載されていますが、担当教員によって講義の質は全然違います。
- 配布資料を読むだけ
- 板書が汚い
- 無駄話が多い
ぼっち学生には情報が無いため、実際に講義を受けてみないと分かりません。
しかし、大学には履修中止が申請できる期間があるので、とりあえず履修して、合わなければ履修中止を検討しましょう。
ただ、進級あるいは卒業するために最低限取得しておかなければいけない単位数は決まっているので、よく考えてから選択してください。
過去問が無ければ、記述式で試験対策
ぼっち学生さんだと過去問が入手できないため、
- 選択問題
- 記述問題
- 計算問題
といった各問題が占める割合や出題傾向は分かりません。
毎年多くの学生さんが単位を落とす科目が存在しますが、圧倒的に記述問題が多い試験にその傾向があります。
専門用語の丸暗記は一切役に立ちません。
そのため、試験の形式が分からない科目は記述で答えられるように対策しましょう。
実験レポートの考察は予習段階でネタ探し
多くの理系大学生が苦戦するのが “実験レポート” です。
基本的に学生実験は毎週あるので、毎週レポート課題があります。
私も苦手でしたが、考察に苦労する学生さんは多いのではないでしょうか。
そして提出期限が迫って何書こうか迷った挙句、
- 感想文
- 反省文
- 結果を書いただけ
といった残念なレポートになってしまうケースが多いです。
この事態を避けるために、学生実験では操作や実験結果はある程度分かっているので、予習の段階で考察ネタを考えておく必要があります。
- 何のための操作か ?
- 他の実験、評価方法はないか ?
- 予想される結果は ?
- 予想と違う場合、考えられる原因は ?
学生実験では難しいことはやらないので、学内の図書館にある専門書で大体解決します。
就活は早めに対策
ぼっち学生が周囲と同じ時期に就活を始めると情報不足で満足な結果が得られない可能性が高いです。
しかし、就活生でなくても情報はいつでも得られますし、就職支援の企業が主催する合同企業説明会にも参加できます。
就活に限ったことではないですが、何事も早めに対策しておけば全く問題ありません。
自己投資を惜しまない
実験やレポート課題が多い理系大学生でも研究生活が始まるまでは多少時間に余裕があります。
そのため、その時間を自分のスキルアップに費やしましょう!
- プログラミング学習
- 語学学習
- ブログ運営
- 資格の勉強
せっかくの時間をアルバイトやゲームだけで終わってしまうのは非常にもったいないです。
身に付いたスキルは就活の際にも役立つと思います。
最後に
ぼっちだから大学生活が不利になることは決してありません。
情報不足は自分で対策を取ることで解決します。
貴重な大学で過ごす時間を自分自身のために使ってもらいたいと思います。
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