理系大学生はアルバイトをする余裕が無いというイメージを持たれている方は多いと思います。
確かに実験系の研究室に所属したら、アルバイトをする余裕はありませんが、それ以前であれば可能です!!
しかし、慎重に選ばないと余計に忙しくなってしまう可能性もあります。
ここでは、忙しい理系大学生がアルバイトを選ぶ際に注意すべきポイントについて紹介します。
目次
準備が必要なアルバイトは避ける
高時給なアルバイトの一つに塾講師が挙げられます。
「塾講師バイトの時給 (給与) はいくらぐらい ? 相場を調べてみました」 によると、
個別指導 | 集団指導 | チューター |
時給 1,000 ~ 3,000 円 (条件により大きく異なる) |
時給 1,500 ~ 6,000 円 (条件により大きく異なる) |
時給 9,00 ~ 1,100 円 |
という調査結果であり、厚生労働省のサイトに掲載されている令和元年度の「地域別最低賃金の全国一覧」で最も高い東京都 (1,013 円) と比較しても、塾講師が高時給であることが分かります。
確かに高時給ではありますが、塾講師は生徒に教えるための準備が必要です。
私の研究室の同期が塾講師をしていたのですが、「準備時間もそれなりに掛かるから、割に合わない」と言っていました。
塾講師の関連ワードには「大変、ブラック」といったネガティブなワードが表示されるので、実際にそのように感じる方が多いのでしょう。
理系学生はレポートや課題も多く、講義も詰まっているため、塾講師のような働くための準備が必要なアルバイトは避けた方が良いかもしれません。
明らかに人手不足のところは避ける
私自身のアルバイト先がそうだったのですが、人手不足だと一人が担う仕事量が多いので、肉体的・精神的負担は大きいです。
また、理系学生にとって最も忙しい時期である期末試験期間でも休みを取れないどころか、出勤してくれないかと頼まれることもあります。
この事態を未然に防ぐためにできることを以下に示します。
- 面接時に試験期間は休暇を必ず取れるか確認
- 希望時間帯の状況を下調べ
人手不足の状況が劇的に改善される期待は薄いので、どこで働くかを一番に考えましょう。
短期のアルバイトを利用する
大学生は春と夏に 2 カ月の休暇があるので、その短期間だけアルバイトをするのが一番負担が少ないと思います。
基本的に大学からの課題は無いので、短期間に詰め込んで働いたら、それなりの収入を得られます。
私は年末年始に短期のアルバイト経験があり、1 週間弱の勤務で 7 万円稼げました。
また、学内のアルバイトもお勧めです。
- 高校生を対象とした学内ツアーの案内役
- オープンキャンパスの手伝い
- 入試の補佐
- ティーチングアシスタント (主に大学院生)
ガッツリ稼げるわけではありませんが、お小遣い程度は稼げます。
奨学金制度を利用する
無理にアルバイトをする必要は無く、奨学金制度の利用も検討しましょう。
奨学金と聞くと借金のイメージがあると思いますが、返済が免除される給付型の奨学金制度も存在します。
私が在籍していた大学では、学業成績・人物が優秀で支援が必要であれば 30 万/年の給付型の奨学金制度がありました。
大学独自の給付型の奨学金制度は沢山ありますが、どれも “学業成績が優秀なのが条件“ なので、勉学に励みましょう。
最後に
理系の学生生活はそれなりに忙しいですが、アルバイトは可能ですし、むしろしてない人の方が少ないです。
しかし、無理にアルバイトをする必要な全くないので、自分に合った方法で学生生活を送りましょう。
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