大学生活は楽しいですか?
入学前に思い描いていた学生生活とは違うと感じる方は多いのではないでしょうか。
つまらないと感じる方もいるでしょう。
人生の夏休みと言われるほど比較的時間に余裕のある 4 年間をつまらないの一言で片付けてしまうのは非常にもったいないと思います。
ここでは、大学生活がつまらないと感じている人が意識して欲しい点について紹介します。
目次
環境は整っているが、後は自分次第
大学生活に何を期待するかは人それぞれですが、その期待に応えるだけの環境は整っています。
交友関係を広げたい
- 講義には多くの学生さんがいる
- 部活動やサークルもある
- ( 理系でも ) アルバイトをする時間はある
留学したい
- 大学には留学制度がある
勉強したい、将来役立つスキルを身に付けたい
- 図書館は専門書であふれている
- 勉強する時間も十分ある
何か新しいことに挑戦したい
- 春、夏には 2 カ月も長期休暇がある
高校生までは勉強や体育祭、文化祭そして修学旅行といった楽しいイベントは半ば強制ですが、大学生では全て自由です。
自由なので、面倒臭いからやらないという選択もできます。
ただ、自分の可能性に挑戦しなかったことが大学生活を後悔する一番の原因ではないでしょうか。
「あの時こうすれば、今はこうだったかもしれない」
就活や卒業間近になってそのことを後悔する学生さんは決して少なくないと思います。
人の後悔なんて大体同じです。
いつか後悔する自信があるなら、是非この環境を利用して欲しいと思います。
何かを身に付けるのに積極性はそこまで重要ではない
自ら進んで行動することは非常に大切です。
実際に企業が求める人物像では「積極性」が最も求められています。
ただ、積極性、主体性、自主性そして能動性と言ったものは何かを始めるきっかけに過ぎません。
身に付けつけるために重要なのが “継続” できるかどうかです。
しかし、何かを始めることより継続することは地味ですし、もの凄く難しいです。
「あの時挑戦すれば今はこうだったかもしれない」 という後悔は単なる幻想に過ぎず、行動したから身に付くほど甘くありません。
自ら進んで行動することも重要ですが、それ以上に継続することは何かを身に付ける上で決して欠かせません。
継続できるというのは、自分自身にとって相当な強みになると私は思います。
考え込む人は勢いに任せてみる
何か新しいことを始めるのって不安ですよね。
考え込む性格の人には相当なハードルではないでしょうか。
- こんなことやって意味があるの ?
- 続けられなかったらお金や時間がもったいない
- こういうのは才能のある人だけだ
- 失敗したら恥ずかしい
- 自分には向いていない
ただ、こういうことを考える時は、大抵やりませんよね。
そのため、余計な事を考え込んでしまう人には 勢いに任せる のがいいんじゃないと個人的に思います。
- 課題が終わった時
- プレゼンが終わった時
- 期末試験が終わった時
- アルバイトの給料日
私自身がブログを開設した時は、学会発表が無事に終わった後の気分が最高潮の時に、その勢いで始めました。
始める前までは「ドメイン取得 ?, サーバーレンタル ? 無理無理訳わかんねぇ」状態でした。
確かに面倒なこともありましたが、意外と簡単でしたし、案外続いてます。
勢いに任せてみるのもいいかもしれません。
自分のペースでいいけど、人のやり方を真似るのも必要
別にやらなくてはいけないものではないので、自分のペースで自分のやり方で自分のやりたいようにやってみてください。
どうしようもなくなった時に誰かのやり方を真似たらいいと思います。
頑固さ程、行き詰った時に役に立たないものはありません。
これだけは身に付けて欲しいこと
就職のために進学した方が多いと思いますが、大学は就職支援学校ではなく研究機関です。
あくまで研究に必要な専門知識を学ぶ所であって、就職あるいは将来自分の役立つ勉強をしに行く所ではありません。
ですが、研究機関であるからこそ “問題解決力“ を鍛えるにはもってこいの場所です。
卒業研究ではある分野の未解決の領域に挑むことになります。
これまでやってきた勉強とは違い、答えが無いので、ひたすら試行錯誤を繰り返します。
- 何が原因か
- 何故そう考えられるのか
- 具体的な改善策は何か
- 今後はどうすればいいのか
客観的に評価し、原因と改善策を考えて実行するのが、結果を出す一番の近道です。
この面倒臭くて、つまらない地味な作業が前述した継続するために最も重要であり、多くの人が続けられない原因でもあります。
問題解決力を身に付けられたなら、大学に通った価値はあるのではないでしょうか。
最後に
ただ漠然と過ごしているとあっという間に卒業です。
悔いが残らないように自分自身が納得できる大学生活を送ってもらいたいと思います。
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